台本通り? ロゴにまつわる陰謀論がチーフス対イーグルスの対決で再燃
スーパーボウルはチーフスとイーグルスで再び開催されますが、一部のファンは、これがおよそ1年前から予見できたと主張しています。それは各カンファレンスの優勝候補と見なされてからではなく、近年のスーパーボウルのロゴに関する陰謀論が存在していたから。チーフスとイーグルスの再戦があらかじめ決まっていたと示唆されています。それはロゴの色彩の組み合わせです。
陰謀論のきっかけ:ロゴを開催地域ごとにカスタマイズする方針に変更
スーパーボウル2022から「開催地の個性を活かしたブランド化」するため、ロゴを地域ごとにカスタマイズする方針に変更しました。これにより、それまで10年間続いた銀色の「ローマ数字」とロンバルディ・トロフィーを組み合わせるデザインから、ファンが開催都市の雰囲気を視覚的にも楽しめデザインになりました。
ここ数年のロゴを振り返りましょう。
スーパーボウル2022:シンシナティ・ベンガルズ(オレンジ)vsロサンゼルス・ラムズ(黄)
このロゴは、開催地ロサンゼルスをテーマにしたデザインになっています。特に赤・オレンジ・黄のグラデーションが使用され、ロサンゼルスの夕焼けをイメージしたものになりました。この夕焼けに使われたオレンジと黄色はベンガルズとラムズを連想させました。
スーパーボウル2023:カンザスシティ・チーフス(赤)vs フィラデルフィア・ イーグルス(緑)
このロゴは、アリゾナ州での開催だったため、アリゾナ州の風景をイメージしたデザインが取り入れられていました。グランドキャニオンやセドナのような壮大な岩山模様やオレンジ・赤・紫に染まるアリゾナのサンセットの風景をイメージしたデザインになっています。このデザインの空の色が緑色、岩山模様が赤色に描かれており、どこかチーフスとイーグルスを連想させてしまいそうです。
スーパーボウル2024:カンザスシティ・チーフス(赤)vs サンフランシスコ・49ers(赤)
このロゴは、開催地ラスベガスを全面に押し出したものでした。「LVIII」の文字が大胆に配置され、その背後にラスベガスのネオン風の光がデザインされています。カラーは主に赤、オレンジ、黄色のグラデーションで、砂漠の日の出やネオンライトの輝きをイメージしています。ロゴの色が赤と紫をベースとしたネオンは、近く遠からずチーフスと49ersをイメージさせます。紫を49ersと当てはめるのは多少無理やりな気もしますが、どこか納得してしまう気もします。
NEWスーパーボウル2025:カンザスシティ・チーフス(赤)vs フィラデルフィア・ イーグルス(緑)
今シーズンのスーパーボウルLIXに話を戻します。今回のロゴには明るい赤と緑の色調が含まれており、チーフスとイーグルスのチームカラーが取り入れられたことから、この2チームのスーパーボウル出場が噂され、実際にそうなったことから、一部のファンの間で台本通りに描かれたシナリオだという陰謀論が再燃しました。ですが実際には、ニューオーリンズの地元アーティストのタージ・ウィリアムズと協力し作成したデザインは開催地の文化やテーマに基づいていると、NFL側が説明しています。このことからも、これまでロゴのカラーが特定のチームの出場を予見しているわけではないと理解できます。
Mandatory Credit: nbcsports.com Images
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