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ジェッツ、ライオンズのパスゲームコーディネーター タナー・エングストランドをオフェンシブコーディネーターに指名
予想通り、ニューヨーク・ジェッツの攻撃力を強化するため新HCアーロン・グレンは、デトロイト・ライオンズから人材を引き抜いた。
ライオンズのパスゲームコーディネーターを務めていたタナー・エングストランドが、ジェッツのオフェンシブコーディネーター(OC)に就任することがチームから金曜日に発表された。
エングストランドの加入により、ジェッツの新人ヘッドコーチであるグレンのコーディネータースタッフが完成。彼はディフェンシブコーディネーターのスティーブ・ウィルクス、スペシャルチームコーディネーターのクリス・バンジョーとともにチームを率いることになる。
グレンは、エングストランドを迎えることで、過去2シーズンにデトロイトで見られたような爆発的なオフェンスをジェッツにもたらすことを期待しているに違いない。ライオンズは、2024年シーズンにリーグ1位の得点力を誇り、2022年・2023年もリーグ5位の攻撃力を発揮していた。この間、ライオンズのオフェンスを指揮していたベン・ジョンソンは現在シカゴ・ベアーズのヘッドコーチとなっているが、エングストランドは過去5シーズンにわたりライオンズに所属し、そのうち3年間はパスゲームコーディネーターとして手腕を発揮してきた。
今回のジェッツでの役職は、彼にとってこれまでで最大の挑戦となる。昨シーズンのジェッツのオフェンスは得点ランキングでリーグ24位に終わったが、これは2018年の23位以来の高順位でもあった。実際、ジェッツが最後にトップ10の得点力を記録したのは2008年で、その時はブライアン・ショッテンハイマーがOCを務め、ブレット・ファーブがQBを担っていた。
現在42歳のエングストランドは、2005年にサンディエゴ大学でジム・ハーボーの下、グラジュエート・アシスタント(大学院生アシスタントコーチ)として指導者の道を歩み始めた。その後、同大学でオフェンシブコーディネーターに昇進し、2018年にはハーボーと共にミシガン大学へ移り、オフェンスアナリストとして活動。2020年にはXFLのDCディフェンダーズでオフェンシブコーディネーターを務めた後、同年にライオンズへオフェンシブアシスタントとして加入した。
正当かどうかはさておき、エングストランドにはジョンソンと比較されるという高い期待が付きまとうことになるのは間違いない。しかし、彼には才能ある選手たちがそろっている。
このオフシーズンは、クォーターバックのアーロン・ロジャースの去就が大きな話題を集めることになるが、それとは別に、ジェッツにはWRギャレット・ウィルソン、RBブリース・ホール、OLアリジャ・ヴェラ=タッカー、ジョー・ティップマンといった若く優秀な選手たちがそろっており、エングストランドが彼らをどう活かすかに注目が集まる。
Mandatory Credit: NFL.com Images
本記事は、元記事「NFL.com」を参考に翻訳・要約したものです。原文の内容はNFL.comおよび著作権者に帰属します。