ビルズ、来年に向けた課題

AFCチャンピオンシップゲームの結果はチーフスに敗北。GMビーンは「この状況を乗り越えるには、多くのことを上手くやらなければならない。我々は毎年違うチームに負けているわけではなく、同じ相手に僅差で敗れている。それだけ彼らが優れたチームだ。だが我々も過去5年間、プレーオフを含めて平均13〜14勝している。スーパーボウルにはまだ届いていないが、着実に前進している。我々は諦めない。必ずスーパーボウルの舞台にたどり着くつもりだ」と、シーズン終了後の記者会見で語った。

ビルズは、過去5シーズンで4回チーフスにプレーオフで敗れている。また2020年以来、チーフスとのプレーオフ4試合で平均34.8失点しており、ディフェンスの立て直しが求められる。コーナーバックの層の薄さは顕著だった。試合開始直後に先発のクリスチャン・ベンフォードが脳震盪で退場すると、代わりカイール・イーラムが登場。チーフスに狙われる展開に上手く対応することができずパトリック・マホームズにパスを通され続けた。ディフェンスラインも課題だ。マホームズへのプレッシャー率は、レギュラーシーズンの対戦時に比べて45.7%から33.3%へと低下していた。

エースレシーバー不在

NFL史上、6シーズンで最多勝利を挙げながらスーパーボウルに進めなかったチームはない。来シーズン、ビルズはスーパーボウルへ進出できるのか。その答えは2025年に明らかになる。