カウボーイズ、カージナルスのOLコーチ、クレイトン・アダムスをオフェンシブコーディネーターに起用
ダラス・カウボーイズの再編成されたコーチングスタッフに新たな名前が加わった。
NFLネットワークの報道によると、カウボーイズはアリゾナ・カージナルスのオフェンシブライン（OL）コーチであるクレイトン・アダムスを次期オフェンシブコーディネーター（OC）として採用することを決定した。チームはこのニュースを正式に発表している。
アダムスの採用は、彼がチームと2回目の面接を行ったその日のうちに決まった。ダラスは最有力候補を逃すことなく契約を結ぶ決断を下した形だ。
アダムスは、1月24日にOCから昇格した新HCブライアン・ショッテンハイマーの下で働きながら、その後任としてチームの攻撃を指揮することになる。
現在41歳のアダムスは、アリゾナで2シーズンにわたりオフェンシブラインを指導した後、コーディネーター職にステップアップする。以前はインディアナポリス・コルツのコーチングスタッフに所属し、2019〜2020年はアシスタントOLコーチ、2021〜2022年はタイトエンドコーチを務めた。彼の指導歴の大半は大学レベルにあり、2005年にボイジー州立大学のグラジュエートアシスタントとしてキャリアをスタートさせた後、13年の間に様々なポジションを経験し、最終的に2018年にはコロラド大学の共同オフェンシブコーディネーター兼OLコーチに就任している。
ダラスではショッテンハイマーとともに、2024年シーズンにリーグ21位まで低迷したオフェンスの立て直しに取り組むことになる。カウボーイズの攻撃陣は、それ以前の3シーズン連続でリーグ4位以内の成績を収めていたが、昨季は大きく失速した。
この不振の一因として、QBダック・プレスコットが第9週にシーズン終了となる負傷を負ったことが挙げられる。しかし、彼の負傷前からオフェンスの動きは精彩を欠き、ラン攻撃の支えも不足していた。
プレスコットの復帰後の健康維持という点でも、アダムスの手腕が期待される。彼が率いたカージナルスのOLユニットは、2024年シーズンにわずか30サックしか許さず、これはNFLで5番目に少ない数字だった。
より華々しいコーチの採用を期待していたファンにとっては、アダムスのような「トレンチ（ライン）の専門家」が新OCとなることに驚くかもしれない。しかし、ダラスはスーパーボウル争いに復帰するために、適材を配置したと確信している。
Mandatory Credit: NFL.com Images
本記事は、元記事「NFL.com」を参考に翻訳・要約したものです。原文の内容はNFL.comおよび著作権者に帰属します。
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中村富士郎
