![](https://nflnews.jp/wp-content/uploads/2025/02/r1373130_1296x729_16-9.jpg)
安定したエリートWRが必要だと主張
グリーンベイ・パッカーズのRB(ランニングバック)ジョシュ・ジェイコブスが、「実績のあるトップレベルのワイドレシーバー(WR)」の補強を求めている。ジェイコブスは、ニューオーリンズで開催されたスーパーボウルのメディア出演でこの件について何度も言及。チームには優れた若手WRが揃っているが、安定したエリートWRが必要だと主張した。
パッカーズのWR事情
パッカーズは2021年にダバンテ・アダムスをレイダースにトレードして以来、1,000ヤード超えのWRを輩出していない。現在、アダムスはニューヨーク・ジェッツからトレード放出、または解雇される可能性もあり、パッカーズへの復帰の可能性も取り沙汰されている。HC(ヘッドコーチ)マット・ラフルーアとGM(ゼネラルマネージャー)ブライアン・グーテクンストも、2023年から始まったジョーダン・ラブ時代のエースWRの必要性について繰り返し質問を受けている。グーテクンストGMは2022年以降に6人のWRをドラフト指名しているが、いずれも2巡目以降。1巡目でWRを指名したのは、2002年のジャボン・ウォーカー(全体20位)が最後となっている。また、2023年にはTE(タイトエンド)のルーク・マスグレイブ(2巡)とタッカー・クラフト(3巡)も指名したが、真のNo.1 WRとは言えない状況が続いている。
ジェイコブスの発言
ジェイコブスは、**ミルウォーキーのラジオ番組「97.3 The Game」**で次のように語った。「うちのWR陣は若くて才能があり、将来有望な選手ばかりだ。でも、個人的にはすでにNo.1レシーバーとしての実績がある選手が必要だと思う。より安定している選手がほしいね。」さらに、元NFL QBのクリス・シムズのNBCスポーツ番組でも同様のコメントをし、「俺たちにはWRが必要だ。真のWRがな。**今いる選手たちは大好きだけど、実績のあるNo.1レシーバーがいないんだ。」と語った。しかし、この発言に対してパッカーズのWRウィックスは、X(旧Twitter)で👎とジェイコブスの発言動画を投稿し、不満を示す反応を見せた。
グーテクンストGMの見解
グーテクンストGMはシーズン終了後の記者会見で、エースWR獲得の可能性について次のようにコメントしている。「ドラフトでもFA(フリーエージェント)でも、チームにとって意味のある選手がいれば補強を検討する。ただ、現在のWR陣にも成長の余地があり、彼らがその役割を担うことを期待している。」と発言。また「1人のターゲットに頼るよりも、複数のレシーバーを活用する方がプレーオフで成功しやすい」と考えており、現在の体制のままでも問題ないと示唆した。
WR陣の戦績
ジェイデン・リードは過去2シーズンともパッカーズをリードしてきた。今季はパスキャッチ55回、857ヤード、タッチダウン6回を記録したが、ラブがシーズン序盤に膝の故障で欠場した2試合はパッカーズのパスゲームが大きく制限された。またシーズン最終戦のベアーズ戦でクリスチャン・ワトソンをACL断裂で失い、2025年シーズン開幕への出場が微妙な状況となっている。また、今季はロメオ・ドゥブスが何日も練習やミーティングをサボり、1試合の出場停止処分を受けるという事態にも見舞われた。
今後
グーテカンストGMは1月16日「歴史的に見ても、1人のレシーバーが超大量にターゲットになるようなチームは非常に稀で、プレーオフやそこでの成功のためには、通常うまくいかないと思う。」と述べた。今季は落球が大きな問題となり、ESPNリサーチによると、落球率はNFLで最も高く(6.3%)、総落球数は29回で2位となったパッカーズ。オフシーズンの動向が注目される。
Mandatory Credit: espn.com Images
本記事は、元記事「espn.com 」を参考に翻訳・要約したものです。原文の内容はespn.com および著作権者に帰属します。