
ドラフトシーズン
PFFのビッグボードで上位にランクされている選手たちが、NFLでどのような選手に近いのかを紹介していく。
1. トラビス・ハンター – チャンプ・ベイリー

ハンターが両サイドのボールをこれほど高いレベルでプレーできる能力を持つため、比較できる選手は限られている。ジョージア大学時代にコーナーバックとして活躍しながら、最終年に700ヤード以上を記録したワイドレシーバーでもあったベイリーは、ハンターにとって最もふさわしい比較対象だろう。ベイリーはNFLでオールプロのコーナーバックになったが、ハンターも同じ道をたどる可能性がある。
2. アブドゥル・カーター – ミカ・パーソンズ

カーターの比較対象としてパーソンズを挙げるのは安直に思えるかもしれない。なぜなら、カーターはペンシルベニア州立大学でパーソンズと同じ背番号をつけているからだ。しかし、彼らは体格が似ており、 freakish(規格外)の運動能力を持っている。まさに適切な比較といえるだろう。
3. テタイロア・マクミラン – A.J. グリーン

アリゾナ大学の6フィート5インチ(約196cm)、210ポンド(約95kg)のワイドレシーバーであるマクミランには、これまでマイク・エバンスに例えられることが多かった。しかし、マクミランはキャッチ後のプレーがエバンスよりも優れている。その点を考慮すると、A.J. グリーンの方がより適切な比較相手だろう。
4. メイソン・グラハム – ラロイ・グローバー

グラハムは典型的なNFLのディフェンシブタックルのような長い手足を持っていない。同様に、グローバーも1996年のドラフトで5巡指名を受けた際には、サイズ不足が懸念されていた。しかし、グローバーは一流の瞬発力とパワーを武器にオールプロのキャリアを築いた。グラハムも同じようにラン守備とパスラッシュの両方で影響力を発揮できる。
5. アシュトン・ジャンティ – アルビン・カマラ

ジャンティは2024年シーズンに2600ヤード以上を走り、2年連続でPFFのラン評価94.0以上を記録した。そのため、彼のNFLでの比較対象は有名な選手であるべきだ。最も近いのはカマラだろう。カマラのように接触後のヤード獲得能力が高く、レシービングでも活躍できる。
6. ウィル・ジョンソン – パトリック・サーテインII

ジョンソンは2024年シーズン、怪我の影響で期待を下回った。しかし、彼の6フィート2インチ(約188cm)、205ポンド(約93kg)の体格は、デンバー・ブロンコスのサーテインIIを思い起こさせる。サーテインIIはNFLに入った瞬間からエリートではなかったが、今ではNFL最優秀守備選手にまで成長した。ジョンソンも同じような道を歩むかもしれない。
7. マラキ・スタークス – ケビン・バイヤード

スタークスの強みは、ポジションの多様性だけでなく、ボールスキルにもある。これは、NFLで5シーズンにわたり4回以上のインターセプトを記録しているバイヤードを彷彿とさせる。
8. ウィル・キャンベル – ライアン・ラムチェック

キャンベルのフットボールIQやプレースタイルは、NFLのどのチームにとっても魅力的なはずだ。しかし、フットワークの速さやアームの長さに関して疑問の声もある。ウィスコンシン大学出身のラムチェックも、腕の長さが平均以下だったが、知性を活かして成功を収めた。キャンベルも同様の道をたどる可能性がある。
9. ジェームズ・ピアースJr. – ランディ・グレゴリー

ネブラスカ大学時代のグレゴリーを思い出させるのがピアースJr.だ。グレゴリーはNFLで期待されたほどのキャリアを築けなかったが、ドラフト前はトップ10評価を受けるほどの才能を持っていた。彼とピアースは体型も似ており、長身でスリムなフレームを持ち、爆発的なスピードを活かしてパスラッシュを仕掛ける。
10. ルーサー・バーデンIII – ディーボ・サミュエル

バーデンはこのクラスでも屈指のヤード・アフター・キャッチ(YAC)能力を持つレシーバーだ。過去2シーズンで1100ヤード以上のYACを記録しており、サミュエルのように「とにかくボールを持たせれば魔法が起こる」タイプの選手だ。
11. マイク・グリーン – ロバート・クイン

クインの方がグリーンよりもサイズが大きいが、パスラッシャーとしての勝ち方は非常に似ている。どちらも爆発的な第一歩でスピードをパワーに変換し、優れた柔軟性を持っている。クインはNFLで5回の二桁サックシーズンを達成したが、グリーンも同じスタイルで成功する可能性がある。
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