
右足のストレス反応
元ペンシルベニア州立大学(ペンステート)のスター選手であり、NFLドラフトのトップ指名候補とされるアブドゥル・カーターは、右足のストレス反応に対する手術を受けないことが、木曜日に関係者から明らかになった。この負傷は、水曜日のNFLコンバインで行われたメディカルテストで発見されたものだ。このニュースはESPNが最初に報じ、その後の最新情報も伝えている。カーターの代理人であるドリュー・ローゼンハウス氏によると、木曜日の朝に医師から「素晴らしい」知らせを受けたという。
プロデーには参加予定
カーターは最近、『The Athletic』の2025年NFLドラフトコンセンサス・ビッグボードで、コロラド大学のスター選手トラヴィス・ハンターを抑え、1位に浮上した。しかし、彼はペンステートがボイジー州立大学とのプレーオフで勝利した際に負った肩の負傷のため、コンバインでのワークアウトには参加しない。ストレス反応の診断が出る前には、3月28日に行われるペンステートのプロデーには参加できる見込みであることをチーム側に伝えていた。コンバインでのメディア対応中、カーターは自身の健康状態について「90%」回復していると述べ、今後数ヶ月で100%の状態に戻れると楽観的な見通しを示した。また、ドラフトで1位指名されることは「非常に重要」だと語り、もし実現すれば、ペンステート史上3人目、そして25年ぶりの快挙となる(2000年のDEコートニー・ブラウン、1995年のRBキジャナ・カーター以来)。
今回の報道による影響
「1位指名は現実的な話だと思います」とカーターは語る。「自分が全米で最高の選手だと信じているし、最高の選手が1位で指名されるべきだと思っています」。カーターの足の負傷は、ドラフト順位に影響を与え、経済的にも大きな影響を及ぼす可能性がある。2025年のドラフト1位指名選手の契約は、4年間で4,240万ドル(約64億円)と見込まれているが、5位指名では4年間で3,600万ドル(約54億円)と予測されている(※Spotracのデータによる)。身長6フィート3インチ(約191cm)、体重250ポンド(約113kg)のエッジラッシャーであるカーターは、昨シーズンのビッグテン・ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞。彼は今季、ラインバッカーからディフェンシブエンドに転向し、23.5回のタックル・フォー・ロス(ロスタックル)、12サックを記録した。「父は、僕が最高の選手になれるように育ててくれました。それはフィールド上だけでなく、フィールド外でも同じです」とカーターは語る。「これまで積み重ねてきた努力、トレーニング、犠牲を考えれば、自分が最高の選手だと確信しています」。
アブドゥル・カーターの特徴
カーターはエリート級の体格こそ持たないが、その爆発的な瞬発力は特筆すべきものであり、スピード、初動の鋭さ、コンタクト時のパワーを武器に勝負できる。彼のパスラッシュのプランニングや技術の洗練度は、経験を重ねるごとに向上しており、対戦相手のオフェンスにゲームプランの変更を強いるタイプの選手として評価されている。
Mandatory Credit: nytimes.com Images
本記事は、元記事「nytimes.com」を参考に翻訳・要約したものです。原文の内容はyahoo!sports .com および著作権者に帰属します。