
報道
フィラデルフィア・イーグルスが、6度のプロボウル選出経験を持つコーナーバック(CB)ダリアス・スレイを放出する予定であると、NFL NetworkとESPNが報じた。報道によると、スレイの放出は6月1日以降の移籍(ポスト6月1日デザイン)として処理される予定で、この動きによりイーグルスは来シーズンのサラリーキャップから430万ドル(約6.4億円)を節約できるという。スポーツ契約情報サイト「Spotrac」によれば、イーグルスは現在約1770万ドル(約26.5億円)のキャップスペースを確保しており、これはNFL全体で20位の余裕となっている。
ルーキーの活躍による影響
昨シーズン、ルーキーCBのクイニオン・ミッチェルとクーパー・デジャンが活躍したことにより、イーグルスはスレイを放出する柔軟性を得たとされている。ミッチェルは2024年のドラフト1巡指名で加入し、ルーキーイヤーに16試合に先発出場。2巡指名のデジャンも16試合中9試合で先発し、スーパーボウルでのカンザスシティ・チーフス戦ではピック6(インターセプトリターンTD)を記録するなど、チームの勝利に貢献した。
ダリアス・スレイのキャリアと今後
現在34歳のスレイは、NFLで12シーズンを戦い、そのうち過去5シーズンをイーグルスでプレー。それ以前はデトロイト・ライオンズで7シーズンプレーしていた。イーグルスでは2021~2023年に3度プロボウルに選出。昨シーズンは14試合に先発し、チームのスーパーボウル進出に貢献したが、2013年のルーキーイヤー以来初めてインターセプトを記録できなかった。しかし、13本のパスディフェンス(PD)を記録している。スレイのNFL通算成績は、177試合出場、28インターセプト、160パスディフェンス。2017年にはリーグ最多の8インターセプト&26パスディフェンスを記録し、ライオンズ時代にファーストチーム・オールプロにも選出された。
イーグルスの今後の課題
イーグルスはスレイを放出する一方で、ディフェンスの主力選手たちがフリーエージェント(FA)市場に流出する可能性がある。特にDLのジョシュ・スウェット、ミルトン・ウィリアムズ、LBのザック・ボーンなどがFAとなる見込みで、ディフェンスの再編が求められる状況となっている。
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