
火曜日(3月4日)がNFLチームが契約満了予定の選手にタグを適用できる期限となる。
フランチャイズ・タグには3つの種類がある
- ノン・エクスクルーシブ・フランチャイズ・タグ(Non-exclusive franchise tag)
- エクスクルーシブ・フランチャイズ・タグ(Exclusive franchise tag)
- トランジション・タグ(Transition tag)
1.ノン・エクスクルーシブ・フランチャイズ・タグ(最も一般的)
このタグを適用された選手は、過去5年間の同ポジションのトップ5平均給与、または前シーズンの年俸の120%のいずれか高い方の1年契約をオファーされる。選手は他チームと交渉可能だが、元のチームにはオファーをマッチする権利があり、他チームと契約した場合は1巡目指名権2つの補償が得られる。
2.エクスクルーシブ・フランチャイズ・タグ
このタグを適用された選手は、元のチームとしか交渉できない。契約金額は「その年の」同ポジションのトップ5平均給与、または前シーズンの年俸の120%のいずれか高い方となる。一般的に、他チームが1巡目指名権2つを支払ってでも獲得したいようなトップクラスの選手(特にQB)に適用される。
3.トランジション・タグ
このタグを適用された選手には、同ポジションのトップ10の平均給与を基にした1年契約がオファーされる。元のチームは他チームのオファーにマッチする権利を持つが、仮に契約を見送っても補償(ドラフト指名権など)は発生しない。
タグ適用選手一覧(3月4日午後4時ET締め切り前の情報)
Tee Higgins(シンシナティ・ベンガルズ | WR)

ベンガルズは3月3日にヒギンズにフランチャイズ・タグを適用。これは2年連続となる。
26歳のヒギンズは2024年シーズン、負傷により12試合(先発9試合)の出場にとどまったが、キャリア最多の10TDを記録。タグの契約額は 2,620万ドル。
Trey Smith(カンザスシティ・チーフス | G)

チーフスは2月28日にスミスへノン・エクスクルーシブ・フランチャイズ・タグを適用。
プロボウルにも選出された26歳のオフェンシブラインマンは、2021年NFLドラフトの6巡目指名からこれまで、プレーオフを含めて 77試合に先発出場 している。タグによる契約額は 2,340万ドル で、7月15日までに新契約が結ばれない場合は、この金額でプレーすることになる。
フランチャイズ・タグが適用されない見込みの選手
Sam Darnold(ミネソタ・バイキングス | QB)

NFLネットワークのイアン・ラポポート氏とトム・ペリセロ氏の報道によると、バイキングスはダーノルドにフランチャイズ・タグを適用しない見込み。ただし、状況は流動的であり、ダーノルドとバイキングスの間で新契約の交渉が続いている。
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