
はじめ
本日がフランチャイズタグの締め切りとなるが、確実にタグを適用されない選手がいる。それがタンパベイ・バッカニアーズのWRクリス・ゴッドウィンだ。月曜日、ゴッドウィンへのタグ適用がほぼ不可能であることを示す報道が相次いだ。その理由は単純で、「そもそもタグを適用できない」契約構造になっているからだ。この契約構造はタグ締切後に無効となるようになってる。元々、タグ締切前に設定されていたので、チームはタグを適用することが可能だった。しかし、タグ締切後に移動したことで、バッカニアーズはタグを使えなくなった。
同様の仕組みを使っていた選手
実はこの手法は以前から使われており、ダラス・カウボーイズのQBダック・プレスコットの契約にも同様の条項が盛り込まれていた。4年前に結ばれたプレスコットの契約には、2025年のタグ締め切後に契約が無効になる条項が含まれていた。カウボーイズにとって3回目のタグ適用は非常に高額になるため、チーム側がタグを使えないようにしたのだ。バッカニアーズも今回、ゴッドウィンの契約にこの「タグ締め切り後に無効化」する条項を意図的に設定していたはずだ。しかし、そもそも彼に3回目のフランチャイズタグを適用する可能性は低かったため、結果的には大きな問題にはならなかった。
3回目のフランチャイズタグは非常に高額
もしバッカニアーズが3回目のフランチャイズタグを適用すると、ゴッドウィンの年俸は「前年度のキャップヒットの144%」または「前年の最高年俸5人の平均額」のうち高い方になる。具体的な計算をすると、タグ適用時の年俸は4191万ドルとなり、これはWRとしては異常な高額となる。
ゴッドウィンは完全なフリーエージェントに
この契約条項により、バッカニアーズはゴッドウィンにタグを使うことができず、彼は完全なフリーエージェントとなる。今後も、「契約がタグ締め切り後に無効化する選手は、タグを適用できない」という点は、フリーエージェント市場の戦略において重要なポイントとなるだろう。
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