
はじめ
FA市場が近づき、フランチャイズタグの締め切りが火曜日に迫る中、ダラス・カウボーイズは自チームの主力選手を市場に出さずに確保することに成功した。ディフェンスタックルのオサ・オディギズワと4年8000万ドル(約120億円)の契約で合意した。契約には5800万ドル(約87億円)の保証金と2000万ドル(約30億円)のサインボーナスが含まれていると、オディギズワの代理人であるサム・リーフ・イレイフェイがESPNのアダム・シェフターに明かした。
カウボーイズの長期契約交渉
カウボーイズはここ数週間、オディギズワの代理人と交渉を進めており、彼がFA市場に出る前に契約をまとめることができた。これによりフランチャイズタグを使用せずに済んだ。これはカウボーイズが過去2年間でホームグロウン(ドラフト指名)選手に与えた最新の大型契約となる。昨年はQBダック・プレスコット(4年2億4000万ドル)とWRシーディー・ラム(4年1億3600万ドル)に契約延長を行っていた。次はスターエッジラッシャーのマイカ・パーソンズとの長期契約交渉に取り掛かる見込みだ。26歳のオディギズワは、FA市場に出れば最も注目されるDTの一人になると予想されていたが、カウボーイズは彼を確保することに成功。新ディフェンシブコーディネーターのマット・エバーフルースのもとでスキーム変更がある中、守備の要を残す形となった。「彼は我々が本当に優秀なフットボール選手だと考えているホームグロウンの選手だ」と、カウボーイズのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるスティーブン・ジョーンズは先週のNFLスカウティングコンバインでコメントしていた。カウボーイズがオディギズワにフランチャイズタグを適用すれば、2500万ドルのキャップヒットとなるはずだった。カウボーイズがタグを使うのは過去8年間で7回目となる可能性があったが、今回は長期契約で回避した。過去には、タグを適用したRBトニー・ポラード(2023)とTEダルトン・シュルツ(2022)は長期契約を結ばず、翌年フリーエージェントで移籍している。一方でプレスコット(2020-21)やDEデマーカス・ローレンス(2018-19)は、タグを2回適用された後に長期契約を結んでいる。
2024シーズンの個人成績
UCLA出身のオディギズワは2021年のドラフト3巡目指名。これまで67試合連続出場(うち63試合で先発)しており、耐久性にも優れる。
2024年はキャリア最高のシーズンを送り、
• 4.5サック(キャリアハイ)
• 47タックル
• 5タックル・フォー・ロス
• 1ファンブルフォース
• 1パスディフレクション
• 54プレッシャー(チーム2位、パーソンズに次ぐ)
を記録。キャリア最多の860スナップ(77.9%)をプレーした。身長6フィート2インチ(約188cm)、体重280ポンド(約127kg)のオディギズワは、パワーよりもレバレッジとクイックネスを活かすプレースタイルが特徴。ラン守備でも十分な強さを見せている。彼のキャリア通算成績は172タックル、13.5サック。
そのほかのFA市場に出る選手
DEデマーカス・ローレンス/CBジョーダン・ルイス/ DEチャンシー・ゴルストン/LBエリック・ケンドリックスなど、多くの守備選手がフリーエージェント市場に出る予定で、スカウティングコンバイン期間中に彼らの代理人と交渉を行った。しかし、現時点で契約がまとまったのはオディギズワのみとなっている。
Mandatory Credit: espn.com Images
本記事は、元記事「espn.com 」を参考に翻訳・要約したものです。原文の内容はespn.com および著作権者に帰属します。