はじめに
ワトソン（29歳）は、2022年3月に結んだ5年総額2億3000万ドルの完全保証契約のうち、残り2年が残っており、今後2シーズンでそれぞれ4600万ドルの支払いが予定されている。彼は昨年10月に負った右アキレス腱の負傷を再断裂し、その後オハイオ州ベレアにあるブラウンズの練習施設でリハビリを続けている。ブラウンズのGMアンドリュー・ベリーは、先月のNFLスカウティングコンバインで「ワトソンが健康を取り戻すことに集中している」とコメントし、今回の負傷について「何か疑わしいことがあるわけではなく、不運な事故だ」と強調した。
オフシーズンの補強
ブラウンズはワトソンに対して9200万ドルの支払い義務を負っているものの、ベリーGMは「この契約がFA市場での補強を妨げることはない」と断言。チームはベテランQBの獲得を検討していると見られる。また、ブラウンズはこれまでワトソンの契約を複数回再構築し、サラリーを契約金（サインボーナス）に変換することで、キャップスペースを一時的に確保してきた。ワトソンは2025年シーズンの大部分をリハビリに費やすと予想されている。彼は出場停止やケガの影響で、ブラウンズ移籍後わずか19試合しかプレーしておらず、シーズン終了前の時点でNFL最低のTotal QBRを記録していた。一方で、ブラウンズは2024年シーズンの10試合欠場による保険契約の適用を受け、一部のサラリーキャップ救済を受ける見込みだ。ブラウンズは今年のドラフト全体2位指名権を持っており、QBを指名する可能性が高まっている。今週、トップ30訪問の一環として、キャム・ウォードやシャドゥール・サンダースらの有力QBプロスペクトを受け入れる予定となっている。
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