
はじめに
2024年のNFLサック王が、今後数週間以内に移籍する可能性が出てきた。
複数の報道によると、ベンガルズはエッジラッシャーのトレイ・ヘンドリクソンにトレード交渉の許可を与えた。「この4年間、シンシナティを代表できたことは光栄であり、特権でした」と、ヘンドリクソンはESPNのアダム・シェフターを通じてコメント。「この街と組織を愛しています。そして、今、自分の選択肢を探る機会を与えられたことに感謝しています」。ヘンドリクソン(30歳)は、2021年にFAでベンガルズに加入し、2023年7月に契約延長を結んで2025年まで契約下にあった。しかし、過去2シーズン連続で17.5サックを記録し、新たな契約延長の対象となる一方で、チームはWRティー・ヒギンズにフランチャイズタグを適用し、長期契約を目指している。また、WRジャマー・チェイスの契約延長も控えていることから、ヘンドリクソンは放出候補となったようだ。ヘンドリクソンの2025年のベースサラリーは1580万ドルで、保証額はゼロ。彼をトレードすれば、ベンガルズはキャップスペースを1600万ドル節約できる。
リーグ屈指のパスラッシャーが市場へ
2017年ドラフト3巡目指名でセインツに入団したヘンドリクソンは、最初の3シーズンで通算6.5サックと目立たなかったが、2020年に13.5サックでブレイク。その後、ベンガルズでの4シーズンで通算57.0サックを記録し、リーグ屈指のパスラッシャーに成長した。直近4年連続でプロボウルに選出され、2024年には初のAPオールプロ1stチームに選出。さらに、AP最優秀守備選手賞(DPOY)の投票で2位に入る活躍を見せた。一方で、ブラウンズのスターエッジラッシャー、マイルズ・ギャレットがトレードを要求しているが、チームは放出を拒否している。
ヘンドリクソンが市場に出たことで、パスラッシュ強化を狙うチームにとって新たな選択肢が加わることになった。
Mandatory Credit: nbcsports.com Images
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